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2018.05.22

自分の良心に問い続けた姿

先日の黒板

自分のアメフト道と自分の良心はそれで良いのか?と自分に問いかける時間さえあればと書きましたが

彼はあの瞬間から自分に問い続けてきたのですね。

今日の会見は胸が苦しくなりました。私たち世代は、大学生の子を持つ方も多いと思います。もし我が子だったらと考えました。被害者も加害者もどちらになっても辛い。

小さな頃から、親や周囲の大人や先生に教わりました。悪いことをしても、ごめんなさいと謝ったら許してもらえるよ、と。

色々な場面で、自分のために謝ってくれている親の姿を見て、私たちは反省してきたのではないでしょうか。

今回、一番謝らなくてはならない人は誰でしょうか。

アメフトを続けるのが苦痛。自分にアメフトを続ける権利はない。やるつもりもない。

ときっぱり言った彼は、泣いてはいませんでしたが、瞳の奥に、外には流すことのない、大量の涙が透けて見えるようでした。アメフトが大好きだということが、伝わってきました。

何とかやめずに続けることは出来ないものかと、胸が苦しくなります。

ひとりの大学生と、その後ろにいる100人以上の部員の素晴らしいアメフト人生を裏切り、奪った、監督とコーチとその方達を統括している人は、未来ある学生さん達を預かる資格はないです。

嘘を謝罪して、真実を語って、償って、表舞台から退場するのが筋だと痛切に思います。