鍼灸治療では、
患者様が治療院に入って来られた時から、患者様の全体像を見ることからはじまり、お話をお聞きし、ベッド上で、脈診、腹診、舌診をして、証を立てて(治療方針のことです。)患者様に鍼灸をするツボを決めていきます。
気(エネルギー)血(栄養素)津液(潤滑油・水分)が不足して弱っているのか(虚)、めぐりが悪いから、不具合が生じているのか(実)といったことや、冷えているのか(寒)、熱を持っているのか(熱)
五臓(肝、心、脾、肺、腎)のうち、どこが弱っているかを
表情や外見を見たり、声色を聞いたり、脈、腹、舌診をしたり、実際に身体を触って、判断しています。
参考までに、五臓の大まかな働きです。
【肝(目、筋、爪、気血のめぐり、)、心(心、精神、血、舌)、脾(消化吸収、津液)、肺(呼吸、皮膚、鼻)、腎(原気、水分代謝、腰、骨、】
これらでわかる情報から、今の体質を治療する証を立て、鍼灸をし(本治)
脈で確認をしながら、
自覚症状(例:腰痛、首痛、腱鞘炎、頭痛、逆子、肩こり)に関するツボにもアプローチ(標治)していきます。
このようにして、鍼灸師は、患者様に応じたオーダーメイドの治療をしています。
鍼灸師が選ぶ、外せないツボ・・・は、人によって違うと思いますが
私は「足三里」あしさんり、が外せないツボです。
一般の方が、脈を診て、ツボを選ぶのは、難しいです。どこにお灸や、市販のテープなどを貼ったら良いのやら、と悩むと思います。
そんな時は、足三里に、お灸をしてください。

松尾芭蕉がすえたとして、たくさん歩く時や、足が疲れた時に使うツボとして有名なツボですが、胃腸が不調な時、頭に血がのぼってのぼせる時、頭痛がある時、脚が疲れた時はもちろん、受験生や外せない仕事がある時、休めない時の毎日の健康管理や、慢性的な蕁麻疹などの、皮膚症状にも、日々お灸やツボ刺激を続けることで良い効果をもたらせます。
ツボの魅力はたくさんあり、伝えきれませんが、ぜひお試しください。
足三里は、膝小僧から指4本分下、脛骨という太い骨のすぐ側、のへこみのある場所です。学生時代、インフルエンザがはやる季節でもある、鍼灸師国家試験前には、先生から、「足三里に灸をしておくように。」のお達しのある、ツボです。
いつでもご相談くださいね。