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2019.11.06

お金をかけずに楽しく子どものケアをする方法

この投稿は鍼灸院のポ-タルサイト・

しんきゅうコンパス

コラムに2年前掲載した内容の再掲です。

「お金をかけず楽しく子どものケアをする方法」

子どもは楽しいこと、心地よいこと、おいしいものは大好きで、そういうことはトライしたがるけど、怖そうなもの、痛そうなこと、まずそうなものを受け入れないですよね。大人だって嫌です。

ですから、小児はりでは、お子さんに、はりは気持ちいいよ、ふわふわだよと思ってもらうことが先決だと思っています。

小児はり・・・はりと聞くと大人のはりのように、刺すイメージがあるかと思いますが、実は金属製のヘラのようなものや、先の丸い鉛筆のようなもので、お子さんの身体の表面を優しくなでる、肌に優しい皮膚刺激を行うものなのです。この優しい皮膚刺激は、子どもの体調管理や健康で元気な成長過程や親子の触れ合いとしても良いものだと思います。

優しい皮膚刺激によって神経伝達物質が脳に伝わり、脳の血流が良くなることによってリラックスしたり、成長を促したり、自律神経が整ったりという作用があります。最近では、夜泣き、おねしょ、アトピー、風邪をひきやすいお子さんが多く受けられています。

この小児はりのメカニズムをティースプーンや、歯ブラシ、ドライヤ−を使うことでご家庭でも行っていただくことを「スキンタッチ健康法」というのですが、コツがあるので、お近くの鍼灸院で小児はりを受けられる時や、地区の健康フェスタで鍼灸師の会が小児はり教室などを開催している時に教えていただくと良いかと思います。

ご家庭でお金をかけずに楽しくお子さまのケアをする方法としては、日常ですでにやられていることですが、お風呂上りに、ほんの少しだけ力強く水滴をシュッシュッと吹き飛ばすイメージで身体をふいてあげることです。例えば、気管支炎、風邪をひきやすかったり、喘息持ちのお子さまなどには、首の前から鎖骨、胸のあたり、首の後ろから肩、肩甲骨の周りを少し力強くふいてあげることで、呼吸器系が強化されます。そして、ついでに普段通りに肩から腕の表、胸からお腹、脚の表、背中など身体の表側をふいてあげることで、経絡でいうと主に肺経、胃経に刺激を与えることで、呼吸器系、胃腸系が整いやすく、毎日出来る健康管理になります。秋から冬にかけて、冷え込みが厳しく、乾燥も強く、風邪やインフルエンザ、気管支炎、喘息などかかりやすい季節です。お肌を健やかに、強く保つことで、外敵が体内に入ることを防御してくれます。続けることで身体が変わってくると思います。ぜひ、続けてみてくださいね。

お風呂上がりに、お子さまとのふれあいタイムを少し長くとることで親も子もリラックスできますよ!頭をふいてあげる時もほんの少し頭皮を指でトントンと優しくタッチしてあげると、さらにリラックス出来ますね。

お金もかからず、楽しんで、日々の生活にケアを取り入れていきましょう!