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2021.06.29

妊娠36週、お灸と妊婦さんの力で逆子がかえりました。

先日来院された、妊娠36週の患者様

30週で逆子とわかり

32週でもとの頭位にかえり

35週で再び逆子になってしまったケース

主治医の先生に鍼灸施術の許可を

とっていただいてご来院いただきました。

36週だと、お腹も大きく

ベッドでの鍼灸施術を受けることが

しんどい時もあります。

今回は、リクライニングチェアに

座っていただいて

体調をお聞きしながら

お灸をすえさせていただきました。

お母さんのお腹の中に

縦ではなく横向きに入っている横位の赤ちゃん

お母さんは里帰りされていて

二人のお子さんの公園に付き添う日々で

抱っこも日常的にされていたので

出来る限り、お家でゆっくり過ごすよう

お願いし、逆子体操の仕方や

ご自宅でのお灸のすえ方や

冷たいものを取りすぎないようにする等

食生活などのお話もさせていただきました。

4日後の検診では、残念ながら

横位から思い切り頭が上に来る

逆子になってしまったとのことでした。

回りきれなかったことが残念でしたが

少しでも動いたということは

37週まで、出産の日まで

養生とお灸を続ければ

まだ見込みがあると考え

これまでどおりの養生と

お灸の継続をお願いしました。

私はあとは祈るのみです。

そして、1週間後

予定帝王切開を3日後に控えた

検診で、逆子ちゃんは

無事、頭位にかえられていたとのこと

お灸もずっと続けてきたので

その甲斐もあって

逆子が治っていましたと

ありがたいメールをいただきました。

妊娠前〜妊娠中の体質を

逆子をきっかけに,鍼灸治療で刺激をして

お母さんの体質を整えて、体力をつけることで

逆子をかえすのが、逆子鍼灸です。

中には、これまでの妊娠期間の体調を考えると

1回ではかえらず、2回、3回と時間がかかる

ママはいらっしゃいます。

再度の通院が難しいし

1度、鍼灸受けたから

もうお灸はしませんと

決断されるお母さんもおられますが

鍼灸治療、お灸セルフケアは

そもそも、安産に導く施術なので

安産を望まれる方に向けて

また、もし逆子のままで、

帝王切開出産になったとしても

出産後の体調が少しでも良かったらとの思いで

養生とお灸セルフケアの継続を

オススメしています。

1回でかえることも多いですが

それ以上かかる人がいることも事実。

また、最終的に逆子のまま

お産を迎える方は

妊婦さんの約5%といわれています。

繰り返しになりますが

養生とお灸のセルフケアは続けておいて

損はありません。

ぜひ、出産まで続けていただけたらと思います。

産後はしばらくお灸はお休みして

23ヶ月後から、徐々に体調に合わせて

はじめられても良いです。

妊婦さんのお灸のセルフケアについては

お近くの妊婦さんの鍼灸をしている

鍼灸院に、お気軽にお問い合わせくださいね。