2023.06.01
逆子になりやすい「梅雨」に気をつける4つのこと
広島も梅雨入りして、逆子ちゃんを治したい妊婦さんのご来院が増えています。
今週は28週と33週の逆子ちゃんママに鍼灸施術をさせていただきました。
実は「梅雨」と「逆子」は相関関係にあります。
雨が降る日は低気圧になり、お腹が張りやすくなります。
蒸し暑い日もあれば、冷える日もあり、冷えると逆子になりやすい傾向があります。
下半身が冷えると、子宮への血流も当然良くないので、お腹の張りに繋がりやすいです。
冷えると赤ちゃんが逆子になりやすく、お腹の張りが頻繁に起きると、回転もしにくくなります。
まさに相関関係です。
なので、逆子になりやすい「梅雨」の時期には、4つのことに気をつけてもらいたいのです。
① 当然ながら、身体・特に下半身を冷やさない。
梅雨というと、蒸し暑いと思われますが、中途半端な時期で、雨が降る日、朝夕や日中は肌寒い日も多く、特に屋内は足元から冷気が入りやすい。
身体を冷やさないように、お腹周り、下半身を冷やさない服装を心掛けたり、羽織るものを携帯したり、サンダルではなく足首の上20センチ↑まである靴下を履いて、靴をはきましょう。
② なるべく温かいものを飲食する。冷たいものは出来るだけ避ける。
冷たいものをとると、体内が一気に冷えて、内臓まで冷えます。子宮は腸のすぐそばにあり、影響を受けやすいです。
血流に影響を与えるので、温かいもの、常温の物を飲食し、冷たいものを食べる場合は温かいものを食べた後、胃が温まった後に飲食するようにしましょう。
③ 疲労はためない。同じ姿勢を長時間続けない。疲れたら休む!
これまで逆子鍼灸をさせていただいた妊婦さんはほとんどの方がしっかり目に働いていました。
疲労が溜まっているのに、家事や上のお子さんのお世話で忙しかったり、忙しく動く性分の方が多かったです。
逆子の状態の時は、疲労しないように、疲れたら横になります。
立ち仕事が長い方は、疲れたらとにかく横になる。
座り仕事が長い方は、こまめにトイレ休憩を取り、少し歩いて血流を良くしておく。
お腹が張ったら、とにかく横になることです。
④ 冷やさないためのセルフケア
シャワーだけではなかなか温まれないので、適温のお風呂に程よくつかる。
お灸で婦人科のツボ(三陰交)を温めて、気血水のめぐりを良くしておく。
※三陰交のお灸は、安産にも繋がります。出来れば、鍼灸院に相談してツボを取ってもらってください。
他にも気をつけることは多々ありますが大切な4つを知っておいていただきたくて、書きました。
逆子ちゃんになる理由は、人それぞれ違うかもしれませんが
「お母さん、少し疲れているからゆったり過ごしてね」という赤ちゃんからのサイン・メッセージだと思って
忙しいけれど、一番に自分の心身を労わるようにしてくださいね。
自分の心身を労わること=赤ちゃんを大事にすることです。