2023.06.19
心理的ストレスが要因の心身症を回避する5つの方法
新しい週の始まりです!今日は気持ちの良いお天気の広島です。
最近は、心の不調が発端となり、身体の不調を訴える方が増えています。
心の不調が発端となって表れる各症状、疾患を「心身症」といいます。
胃もたれが気になる、脚が痛い、腰が痛い、喘息発作が起きるようになった、
頭痛で仕事に支障が来る、忙しいと下痢が止まらない、アトピー性皮膚炎がひどくなったなど
「なぜ、こんな症状が起きるんだろう」と心配になって
そのたびに、病院を受診すると思いますが
心理的ストレスが要因となっていることが多く
治療をしても、再発したり、別症状を発症することもあります。
人には、多少のストレスが加わっても、適応する能力があり、
体調を一定状態に保とうとする「ホメオスタシス」という機能があります。
通常のストレスであれば、体調が崩れることは少ないですが
強いストレスの場合や、体調を崩しているときなど
心身症を発症しやすいといえます。
身体に起こっている症状の治療とともに、心理的ストレスを改善する必要があります。
①規則正しい生活をすること。(朝日を浴びる)
②リラックスする。(軽い運動、入浴など)
③物事のとらえ方を変え、考え方の偏りを変える
④あるがままの自分を受け入れる
自分の身体に異変が起きているとき、症状についてだけ調べるのではなく
今の自分の精神状態や、何か変わった出来事がなかったか
今、嫌なことが起きていないか、自分自身に問診してみましょう。
書ける人はそのことについて、書いてみましょう。
時系列でも良いです。
書いたり、自分のことを考えるだけでも原因がわかって
対策が見つかり、症状だけでなく、原因にもアプロ-チができるので
治りやすくなります。
(心と身体の現状把握が最初の一歩です。)
そして、⑤番目として、鍼灸治療は、心身症の治療のお手伝いができます。
鍼とお灸は、自律神経系、内分泌系、免疫系に働きかけるので
心理的ストレスからくる症状にも対応することが出来るのです。
また、整体やマッサージでも良いでしょう。
心理的なストレスを緩和することと、自分自身を見つめていくことで
その心身症は軽減します。
※同じ症状でも、心理的ストレスが原因ではない場合もあります。
気になる症状がある時(痛み、出血)は、一度は各科の受診をおすすめします。
痛みの少ない鍼、熱くないお灸でリラックスしながら
心と身体を緩めて、明日への活力を補給しましょう。