2019.03.03
痛みやケガを、健康な体、動ける身体づくりのきっかけにしましょう。
「3日前から、突然肩の痛みが辛くなった」と来院されました。
他のところにも原因がないか全体を調べると、身体全体が硬い、柔軟性がないと感じました。ご本人に聞いても、今は運動らしいことは何もしていないとのことでした。痛みから肩の動きが悪くなっていましたが、股関節周囲も以前から痛みがあるとのことでした。
もともと四十肩、五十肩が潜んでいたところに、患者様曰く、「急な寝返りを打ったことで 無理な体勢になってしまった」ということでした。
患者様から良くお聞きするフレーズに「この体勢をとると痛みが出るだろうな、でも面倒だから(そこにある物を)取ってしまえ」と無理な体勢をとってしまい、やってはいけないとわかっていたけどやってしまい、痛みが強く出たという言葉です。
施術終了後、股関節周りのストレッチ、肩に関しては、今やっても良い動き、やってはいけない動きを説明させてもらいました。
ストレッチは、痛みが出る前に、日々行っておいていただきたい習慣です。痛みが出てから肩をぐるぐる回したり、腰をゴリゴリ鳴らしてストレッチすることは、良いとはいえません。
肩に不安があるなど、違和感がある時から意識をして、ストレッチや体操を取り入れておくことが大切です。
整骨院では、痛みがあるときに、鎮痛剤をすすめることはしておらず、柔道整復師の行う徒手療法は、副作用のない施術です。
痛み止めのように、飲んだらすぐに痛みが消えましたということはないので、少しの間、通院が必要な場合もありますが、施術とご自宅でのストレッチで、少しずつ緩和していきます。
ケガによる痛みは辛いことですが、健康な体、動ける身体づくりのきっかけとして、ケガをする前より良い状態を目指してもらいたいと考えています。
競輪選手は、身体のケアに対して大変シビアです。自分の体調管理がすべて成績と収入に直結するので、当然ですが、プロの選手は身体の柔軟性が高く、アップも丹念に行います。世界戦に出ている選手をトップに日本全国の選手の情報網はすごく、もしかしたらプロスポーツ界のなかでも、選手一人一人の意識はかなり高いレベルかもしれません。プロ野球選手のアップは、中高生が想像しているものより相当多く行っています。さらに、今の選手はそのアップの前より早い時間に来て、アップの前の準備を行っています。