2025.10.23
25年悩んだ手荒れが治った、私の「足三里」体験Ⅰ免疫を高めるお灸の力
「足三里(あしさんり)」と聞いてピンと来る方は、 東洋医学やツボに興味のある方かもしれません。 鍼灸師にとっては “最も有名なツボ” といっても過言ではありません。 足三里の場所と意味 椅子に座り、膝を軽く曲げた状態で外側のくぼみに人差し指を置き、 指を4本そろえて下にたどったときに、小指が当たるあたり。 ここが足三里です。 鍼灸学校では、学生が初めて自分の体に鍼を打つツボとして学びます。 モグサをひねってお灸をすえ、鍼を打ち、切皮を繰り返す日々。 まさに“鍼灸の原点”です。 手荒れが治った体験 その修行のような日々(実話(笑))を1〜2ヶ月続けた頃、 中学生の頃から続いていた重度の手荒れが少しずつ改善。 皮膚がただれ、血がにじみ、乾燥で掻きむしっていた手が、 いつの間にか落ち着き、 卒業から10年経った今も薬やハンドクリームいらずの手に。 夏のあせもやアトピーも落ち着き、 「お灸って本当に体を変えるんだ」と実感した瞬間でした。 それ以来、足三里は私にとって特別なツボになりました。 足三里と免疫力 足三里は胃腸の働きを整え、体の抵抗力を高めるツボとして知られています。 季節の変わり目、風邪やインフルエンザが流行る時期にこそおすすめ。 研究でも、お灸を続けた動物の方が感染に強く、 免疫力が高いことが確認されています。 また、「モクサアフリカ」という鍼灸師の団体は、 お灸で結核患者の免疫を高める活動を行い、 HIV患者への効果も報告されています。 寒さで体がこわばる季節、 “健康なうちからお灸で整える”ことが大切です。 一日一壮の足三里。 心も体も軽やかに過ごすために、 お灸で体をととのえてみませんか

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