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2018.07.02

梅雨時期のしつこい頭痛に鍼灸

まだ梅雨明けしない広島。蒸し暑さも本格化してきました。そんな気候のせいか、体調を崩される方が多いです。

今日の患者様は、もともと美容鍼灸のご予約でしたが、来院された瞬間、いつもと様子が違うと感じました。伏し目がちで顔色も悪く、疲れがたまっているように見えました。

ベッドでお話をお聞きすると、右側のこめかみから右側頭部が痛いとのこと。痛みが始まったのは2週間前から。仕事帰りに強行スケジュールで東海、中部方面へ重たい荷物を持って旅行に行き、帰りも重たい荷物を持って、かなりハードだった。

翌日は所属する会の勉強会、その翌日からは、通常勤務の毎日。その頃から右の肩が凝り・張りからか、痛みを感じ出し、こめかみ・側頭部の痛みが続いて痛み止めを飲んでも治らない。

心配になり整形外科でレントゲンを撮るも異常なし、筋緊張による頭痛とのことで患部のブロック注射と強い痛み止めをもらって帰った。

しかし、痛みはなかなか良くならない、薬もあまり効かない、その状態のなか、少し痛みが治まると1回2時間、週に5日、プールでクロール、背泳ぎをしていた。もともとストイックなので辛くても頑張った。

お話を聞いて、美容鍼よりも身体の治療を優先した方が良い旨お話し、お身体の鍼灸治療をさせていただきました。

恐らく、整形外科の診断通り、筋の過緊張から起こる、筋緊張型頭痛はある、プラス片側性で疲労、ストレスから誘発される、片頭痛の混合タイプのように推測しました。

また、忙しい中の旅行、ハードワークから、疲労が蓄積、腎が弱っていたところに、梅雨の雨の湿気、いわゆる湿や、1日2時間週5日のプールで身体を冷やしたことなどから、脾を損傷し、胃腸も不調になり、腎が弱ることで脳を滋養できずに頭痛が起きたと推測しました。

鍼灸治療の後

梅雨時期は自律神経が乱れやすく、頭痛含む痛みが起きやすい為、冷やさないようにプール後は適度な温かい水分を摂り、ゆっくりサウナやお風呂で温まる、 頭痛が起きた時は、暗めの部屋で静かに目を閉じて休む、疲労、ストレスを溜めないようにのんびり過ごす、睡眠をしっかりとること、などをされてみてくださいとお話しました。

治療後は、身体が楽になり、頭痛も薄らぎました。早く来ておけば良かったと話されました。

こういった気候の時は、冷たいものの過食や身体を冷やしてしまうと、そこに日頃の疲れが溜まり、症状が悪化してしまうことがあります。

これらのことに気をつけながら、無理ない程度にアクティブに過ごしていれば、梅雨時期も健やかに過ごすことが出来ます。

おうちでのお灸ケアも助けてくるますよ。

頭痛は思いがけない深刻な症状が隠れている場合があるので、我慢できない頭痛が起きたら、病院で検査をしておかれると安心です。

今日の患者様は次回の美容鍼灸のご予約をとられてお帰りになりました。

また元気印の笑顔にお会い出来るのを楽しみにしています!

・・・サッカー、もう4時間後くらいには、対ベルギー戦始まるのですね。ブラジル戦は我慢して、今から寝て3時に起きて観戦しまーす^ ^頑張れ!日本💓