30代~50代の女性に多いメニエル病の来院が増えています。メニエル病とは、激しい回転性のめまいと、耳が聞こえづらくなる、耳鳴り、耳が詰まる感じ等が繰り返し起きる病気で、耳の奥にある内耳の中のリンパ液が増えて、水膨れのように腫れることで発症します。主な誘因としては、疲労、ストレス、睡眠不足が多く天気や気圧の変化によっても起こります。

これらの症状が繰り返し起きたら、専門医を受診し、確定診断をしてもらいます。メニエル病以外にもよく似た症状を持つ病気もあり、有効な治療を行うために必要です。

主な誘因である、過労、ストレス、睡眠不足といった原因も見直し考えていく必要があります。薬を飲んだり、鍼灸治療をしても、過労やストレス、睡眠不足を治さなければ長引いてしまいます。

仕事や家事をセ－ブすることは、生真面目な人にとってなかなか出来なくて、超えられないハ－ドルかもしれません。自分が我慢する方が、周りに我慢させるより楽なのかもしれません。ですが、本来の目的のために頑張りすぎても、自分が健康でなければ何の意味ももたないことになります。

自分自身が健康に楽しく、生き生きと明るく笑って過ごすためにはどのようにしていけば良いか、病をきっかけに改めて実践することが出来ると、その後の人生に役立ちます。この機会にライフスタイルを見直すことが出来たら良いですね。

鍼灸治療では、元気の源である「腎」を補い、気血をめぐらせ、リンパ水腫であるので、津液のめぐりを良くする鍼灸を行います。冷え症にもアプロ－チをします。

病院での治療、家庭や職場での考え方在り方を見直して、過労やストレスから身を守り、鍼灸治療で身体のめぐりを良くして治癒を目指しましょう。