2021.06.15
逆子ちゃんママ急増中・逆子になった時に読んでもらいたいこと
今日は、昨年3月4日の「逆子になった時に読んでもらいたいこと」に加筆修正しています。
昨年から続くコロナ禍ですが、2年目ともなれば上手くアジャストして前向きに暮らしている方も多いと思います。
同様に逆子になった時も、状況に適応していく必要があります。
昨年から多い逆子ですが、今年に入り梅雨前後はさらに逆子での来院が増えています。
逆子の傾向をまとめると、初産で、32~34週くらいまでお仕事をされている方が多いです。
体質的には冷え症で忙しく、家でじっとしているより、用事をこなしたり、散歩や家事を積極的に行っている方が多いです。
そして、当院で1回~5回でかえった方の多くは、だいたい30週くらいまでに来院されています。
妊娠28週~32週までに来院された方は、約70%の確率で1回~2回の鍼灸でかえっています。
かえらなかった方の多くは、産休に入るなどの都合から、32週~33週以降に初めて来院されています。
早い週数の来院で、お仕事をされておらず、鍼灸治療がしっかり効いて、ご自宅でも冷やさないこと、のんびり過ごすこと、セルフ灸をされるなどの養生をされている方が、かえりやすいです。
お仕事をされていて、お腹が張りやすかったり、冷えがあったり、疲労やストレスがたまっていたり、運動をしすぎていたり(スクワットやワンちゃんのお散歩、毎日のウォーキングなど)家にいたらついつい家事を張り切ってしまう人や、人に頼れずすべて自分でやってしまう人は、かえりにくい印象です。
かえりにくい人の場合、これまでの生活習慣が原因のこともあり、1~2回の鍼灸治療でかえらないことも多々あります。
「最後のチャンスに1度お灸でも受けておくか」という考えの方もおられますが、決して神頼みではなく、鍼灸治療でお母さん自体の冷え症を改善し、身体、子宮の血流を良くして、お腹が張りにくくなったり、赤ちゃんの動きが活発になることで、かえりやすくなることや、これまでの冷え、疲労、動きすぎの生活習慣を改善する養生を心がけたり、セルフ灸を続けていく延長戦上に、体調が良くなって、赤ちゃんがかえるという結果が起きることをご理解いただきたいと思います。
(※ここは、私の説明力も必要になってきます。)
逆子は、早い時期に鍼灸や養生を行うことが、かえりやすい要因となります。なので、33週以降に来院される場合はどうしても確率が落ちます。
たとえ逆子がかえらなかったとしても、冷え、疲労がたまった身体で出産に臨むよりも、身体を整えてお産に臨む方が、帝王切開になったとしても体調は良いであろうと考えます。
お産のゴ-ルは母子ともに健康な状態で出産を迎えることなので、出産に向けた養生は無駄になることはありません。
また、養生は大切ですが、かえらなかった場合の帝王切開での出産を否定するものではありません。帝王切開も安全無事な立派な出産であることに変わりはありません。
鍼灸治療で逆子がかえっていなかったとしても、安産の目標はあきらめず、お灸と養生は出産の日まで続けてもらいたいと願っています。
※逆子の鍼灸治療のご質問はいつでも受け付けています。HPのメールもしくはライン、インスタのDMなどでメッセージをくだされば、返信させていただきます。(時によって返信が遅くなる場合がありますが、ご了承ください。)
以上、逆子の鍼灸治療について、逆子ちゃんママに知っておいていただきたいことを書きました。参考になれば幸いです。