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2019.02.28

肩鎖関節の亜脱臼

朝方ベッドから落下してしまい、しばらくすると肩が痛いので、休日に整形外科を受診したところ「肩鎖関節の亜脱臼」という診断を受けたと来院されました。

肩鎖関節とは、鎖骨の一番外側の部分と肩甲骨の肩峰をつなぐ関節で、この関節は肩鎖靭帯、烏口肩峰靭帯、烏口鎖骨靭帯という強力な靭帯に守られており、簡単には脱臼しないようになっていますが、自分の身の回りで多かったのは、競輪選手の落車で肩を強打した場合に鎖骨骨折するか、この関節を脱臼するか、また一般的には柔道やラグビーなどの激しくぶつかり合うスポーツで多く発症するといわれています。

脱臼してしまった場合は、固定して保存療法する場合と、ひどい症状の場合は手術適応になる場合もありますが、治癒後、生活面にはそんなに支障はでませんが、靭帯の切れ方によっては鎖骨の外側がボコッととび出して見える場合があり(ピアノキーサイン)、注意が必要です。

整骨院では、応急処置として固定をし、専門医(整形外科)を受診します。

今回の亜脱臼の場合では、早期治癒を目指して、固定をしながら様子を見ていきます。