2019.03.01
肩の回旋筋群を細かく鍛えて、良い投球とケガの予防を目指します。
今日は、野球指導をしている学生に、肩周りの強化のために、ただ漠然と強化するより、早いうちから今どの筋肉を鍛えているか、使えているか理解して行えるように、説明をしました。
何も知らずに重たい負荷でガシャガシャやっても、大きい筋肉は鍛えられますが、投球においては、投げはじめから投げ終わるまで、肩周囲のインナーマッスルが細かく使われています。良い投球をするためにも、肩の故障を防ぐためにも、肩周囲を補強するローテーターカフ(回旋筋腱板)を構成する回旋筋群を鍛えておくことが大切です。
今日はどの動きで、どの筋肉が鍛えられるかを学生と実践しました。回旋筋群は、細かいだけに正しい動きで行わないと、違う筋肉を鍛えることになってしまったり難しいので、地味だし、疲れるトレーニングです。しかし、肩の正しい動きやケガの予防にとっては重要なトレーニングです。
鍛えるためには、負荷の内容と、意識する心と、正しいフォームが必要です。自分の学生時代は、そんな知識もなく、周囲に肩の痛い選手は沢山いたし、良い投球ができなくなったり、痛みでやめていく選手も多かったです。今の学生には、早いうちから正しい知識を持って、練習やケアに取り組んでもらいたいと思います。
「意識を高くもとう」
今回のルーキーで気になっている選手は、もちろん小園選手もですが、やはり中日の根尾選手です。キャンプに入る前から太ももをケガして、試合にはまだ出ていないので、どんなポテンシャルを持って出てくるか、どんな対応能力をもってくるかを、見てみたいと思います。特にピッチングを見たいと願っています。